Profile
宮沢和史(Vo)、小林孝至(Gtr)、山川浩正(Bs)、栃木孝夫(Drs)の4人によって1986年に結成。
翌1987年から約2年間に渡って原宿・歩行者天国でストリートライブを重ね、1989年にアルバム『A Peacetime Boom』でデビュー。
以来、多大なる好奇心と卓越したセンスによって世界をフィールドワークし、自分たちのステージを広げていった比類なき日本のロックバンド。
1993年、当初は沖縄県限定で発売した「島唄」が、全国的に150万枚を超える大ヒットを記録。その後も世界各国でカバーされ、今なお広がり続けている。中でも、2001年には、アルゼンチンでアルフレッド・カセーロによる「SHIMAUTA」が同国のグラミー賞にあたる「ガルデル音楽賞」を受賞。翌年のサッカー・ワールドカップで、アルゼンチン代表チームの公式サポートソングとなった。NHK紅白歌合戦にも通算で3回出場。
その他にも「風になりたい」「星のラブレター」「中央線」など、数多くのスタンダード・ナンバーをもつ。
デビュー25周年を迎えた2014年3月31日、長いバンド活動の歴史に幕と閉じることを発表。
同年9月より全国13箇所を廻った全国ツアー“MOOBMENT CLUB TOUR 2014 25 PEACETIME BOOM”、そして12月に行われた大阪・フェスティバルホール、東京・日本武道館での“THE BOOM FINAL”をもって、その活動を終えた。
2014年12月17日、最終公演の日本武道館では客席を360度開放し、1万人を超える観客を動員。総勢16名からなるバンド編成で、メドレーも含め全31曲、3時間半にも及ぶ、まさに伝説と呼ばれるに相応しい圧巻のステージを繰り広げた。
彼らが残した音楽、そして活動の足跡は、これからも歌い継がれ、語り継がれていくだろう。